MetaPong! の使い方
2008/06/25  App ver 0.2.8.06230

こ こでは MetaPong! の使い方について説明します。

目 次
[はじめに]
[タイムラインメタデータについて]
[画面構成]
[全体の流れと操作]
[ビート情報の付け方]
[メロディ構成の付け方]
[コード情報の付け方]
[エラーコードと対処法]
[キーボードショートカットについて]
[既 知の問題]
[FAQ]

は じめに
 MetaPong! はリミックスエンジン「MusicMosaic Generator」(以下 MMG)で利用する音楽にタイムラインメタデータを付けるためのアプリケーションです。
 MMG 全体のコンセプトに関しては以下を参考にしてください。

 全体のコンセプトについて
 タイムラインメ タデータについて
 レシピについて
 
  楽曲に対応したタイムラインメタデータがあることで、Hash'n Mash でのリミックス編集が簡単になります。これまで音声波形を見ながら調整をしていた面倒な作業がいらなくなり、小節単位やメロディ構成単位での操作が可能と なります。また、テンポの異なる楽曲のビート同期をとったり、必要な分の転調を自動的に行うことが可能となりました。

 タイムラインメタ データそのものの入力、作成はそれなりに音楽知識が必要となります。特にコード進行などは一般の人にはなかなか正確に付けることは難しいと思います。しか しながら、一度誰かがタイムラインメタデータを付けてしまえば、Hash'n Mash を使う人全員でそれを共有することができます。音楽知識のある人が MetaPong! を使ってデータを付け、そのデータをサーバ上に蓄えてみんなで共有することが重要だと考えています。最初はタイムラインメタデータの付いている曲は少ない かもしれませんが、一定数たまってある閾値を超えると実用性が出てくると考えています。


タイムラインメタデータについて


[タイムラインメタデータとは]
  普段われわれが聴いている音楽のデジタルデータは、録音された音を再現するための波形データからできています。純粋に再生するだけであればこの波形データ だけあればよいのですが、リミックスやインタラクティブな楽しみ方を考えた場合、もっと上位の音楽構造が必要になってきます。
 MusicMosaic Generator(以下 MMG) では下図のように、音声データに対して次のメタ情報を付与して利用します。



[アウトライン情報]
  ゾーン情報が含まれています。ゾーンとは、楽曲の拍子、キー、スケール(調性)、テンポが同じグループをひとまとめにした区間のことです。
  ゾーンは最低でも一つあり、同一ゾーンの中は、拍子や調性、テンポが一定となります。ただし、テンポに関しては局所的な揺らぎは同一のテンポとみなし、曲 の後半で大きくテンポが意図的に変わっている場合などでゾーンを区切るという考え方をとっています。
 一曲を通して4拍子でテンポが 一定で転調もない場合にはゾーンは一つになります。例えば、上図のサビ部分が転調している場合にはそこでゾーンが区切られてゾーンは二つになります。
  アウトライン情報にはほかに、スタート/エンドと呼ばれる情報が含まれます。スタート/エンドはその曲の有効な音の範囲を示すマークで、曲の最初や最後の 無音部分を飛ばすための情報です。

[ビート情報]
 ビート情報は、その曲のすべてのビート 位置を保持しています。このとき、小節頭の情報も保持しているため、例えば4拍子の曲であれば4拍に一回小節頭の情報が付加されています。
  また、この情報は曲のブレーク時など音声がない場所でも定期的に付加されています。

 ◎ビート情報は異なるテン ポの楽曲同士でテンポとビート位置を自動的に揃えるために利用される必須データです。

[メロディ構成情報]
 A メロ、Bメロ、サビなどといった音楽の意味的な構成を分類するデータです。通常よくあるパターンでは、
イントロ→Aメロ→Bメロ→サ ビ→Aメロ→Bメロ→サビ→ソロ→サビ→サビ→アウトロ
のように、同じ構成が繰り返し出てくることが多いです。このデータを付与する ことによって、その曲の大まかな構成を視覚的に把握することができます。

 ◎ メロディ構成情報は Hash'n Mash ではブロック単位の操作を行うために利用されます。メロディ構成ごとに自動的に分割されたブロックとして扱うことができるようになっています。このデータ も操作性の面で必須ですが、Aメロ、Bメロなどが厳密に合っていなくても特に問題はありません。(付ける人の主観によって違うのでそもそも必ず同じにする ことが難しいです)

[コード情報]
 コード(和音)を示す情報です。この情報の並びがコー ド進行になります。コード進行は相対的 な音階で記録されており、そのゾーンに対応するキー(調性)情報から絶対音に変換されます。音楽知識がないと難しいかと思いますが、例えばハ長調の曲で は、I の和音(主和音といいます)がドミソになり、イ長調の曲では同じ I の和音がラド#ミ
となります。MetaPong! では I, II, III 相対形式でも C, D, E 絶対形式でもどちらでも入力ができ、内部で自動的に変換してくれます。

 ◎ コード情報は、Hash'n Mash の楽曲部分推薦で使用されます。コード進行の似ている部分や混ぜても不協和音になりにくい部分などを自動的に検索するためにこの情報が利用されます。コー ド情報が付いていない場合にはこの機能が利用できなくなり、手動で試行錯誤しながら合う部分を探さなくてはならなくなります。